学生ボランティアが「広報もとす(令和6年7月1日号)」で紹介されました

 岐阜県本巣市が発行する「広報もとす(令和6年7月1日号)」に、地域学校協働活動で活躍する学生ボランティアの紹介記事が掲載されました。
 同記事では、ぎふ地域学校協働活動センターの学生ボランティアマッチング機能を活用して、本巣市内で「子どもの学びサポーター」として活躍する岐阜大学教育学部の森本圭祐さんが取り上げられています。


【広報もとす令和6年7月1日号】 P.13 地域で育むもとすっ子 Vo.40 
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 ぎふ地域学校協働活動センターは、学生ボランティア派遣も含め、今後もさまざまな形で地域支援を実施し、地域学校協働活動を推進していきます。

美濃市地域学校協働本部にて市町村支援プログラムを実施しました

 令和6年6月28日(金)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、美濃市地域学校協働本部へ講師派遣を行いました。

 本研修会は、美濃市の地域学校協働活動関係者が地域学校協働活動の意義や目的などについて共通理解を図り、推進につなげていくことを目的に行われました。参加者は美濃市地域学校協働活動本部の担当者や教育委員会職員など計19名でした。

 研修会では、高山市の大八まちづくり協議会 山本真紀氏による講演がありました。講演では「学校を核とした地域づくり」という地域学校協働活動の目的や組織体制が確認されるとともに、山本氏がコーディネーターを務める東山校区での「子どもランチ」などの実践内容や、地域学校協働活動の取り組み後に生徒から「地域について考えた」「地域の大人と対話できた」などの反応がみられた成果が紹介されました。

 参加者からは、紹介された事例を踏まえて活動の企画段階から児童生徒の参画を意識していくことが必要であるという声や、「実情にあった協働を見出すことが大切だと感じた。事業の展開に合わせて活動の内容など考慮して、参加者と地域との関わりをもたせなければと感じた」などの感想がありました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も講師派遣プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

美濃市0628

日本社会教育学会東海北陸地区6月集会においてぎふ地域学校協働活動センターとくるるセミナーの活動事例を報告しました

 令和6年7月6日(土)に、日本社会教育学会東海北陸地区6月集会(オンライン開催)において、ぎふ地域学校協働活動センター(岐阜大学・岐阜県の共同設置)とくるるセミナー(岐阜大学・十六銀行産学連携プロジェクト)の活動を益川浩一教授(岐阜大学地域協学センター・センター長)、後藤誠一助教(同センター)、二村玲衣助教(同センター)の連名で報告しました。

 日本社会教育学会では全国区及び各地域で毎年6月ごろに研究集会を企画実施しており、今回の東海北陸地区6月集会では「大学開放の今日的展開」をテーマとし、岐阜大学の他、桜の聖母短期大学の生涯学習センター、韓国の大学開放プログラムの報告がありました。

 岐阜大学からは、ぎふ地域学校協働活動センターの各種事業(地域学校協働活動推進員や教員対象の研修、自治体支援プログラム、学生ボランティア派遣等)、くるるセミナーはセミナーの企画や実施の内容、サークル活動といった活動内容を報告しました。

 質疑応答では、ぎふ地域学校協働活動センターと社会教育委員との関係、くるるセミナーへの大学教員の関わり方や内容の発展等、総括討論では、費用面等学習機会の保障、学習者の企画参加、大学職員の専門性、大学開放の将来像等多岐にわたる議論が行われ、それぞれの活動の意義や課題を共有し、参加者同士で学び合う場となりました。

 センターでは、リカレント教育(大学開放事業)として、働く人の学びの場づくりだけではなく、地域コミュニティの持続可能性や、地域の多様な人々が自己実現を図ること、社会参画、つながりづくりにも引き続き取り組んでいきたいと考えております。

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令和6年度 第1回地域学校協働活動推進員等育成研修(全4回)を実施しました

 令和6年6月25日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「第1回地域学校協働活動推進員等育成研修」(以下、「育成研修」)をオンラインで実施しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学によって共同で設置されました。

 同センターでは、
 1.人材育成・確保(市町村や社会教育関係団体と連携し、地域学校協働活動推進員(コーディネー
   ター)などを育成する研修や、学生ボランティアの育成・確保)
 2.調査研究(市町村や社会教育関係団体と連携して、協働活動や家庭教育等の先進性・モデル性の
   ある実践事例等の調査研究を実施し、発表・報告)
 3.普及促進(出前講義やワークショップに参画するなど市町村における推進体制づくりを支援する
   とともに、実践活動の促進に向けた普及イベント等を開催)
 を行っています。

 育成研修は、「1.人材育成・確保」に関する取組であり、県内各地域で地域学校協働活動推進員等に就任された方、また今後就任される予定の方を対象に毎年度全4回構成で実施している、地域学校協働活動の基礎知識や実践方法について学び合う場です。今年度は55名の受講申込がありました。

 令和6年度の第1回である今回は、はじめに益川浩一センター長からぎふ地域学校協働活動センターの概要や育成研修の目的について説明があり、つづく講演では一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事/元宇都宮大学教授廣瀬隆人氏から、「地域学校協働活動推進員育成研修概論〜国の動向や活動の概要」と題して、地域や学校、子どもをとりまく現状や、それを踏まえた「学校を核とした地域づくり」のとらえ方、地域学校協働活動やコミュニティ・スクールのあり方についてお話がありました。

 その後、参加者をグループに分け、各地における実践の状況や課題について意見交換する時間を設けました。ここでは、それぞれの地域における事例や、各参加者の立場からの思いなどが積極的に交わされました。

 グループでの意見交換ののち行われた全体での質疑応答では、講師・参加者の両者から活発に言葉が交わされました。参加者が今取り組んでいる具体的な活動をあげながら「このような活動で良いのか」と質問した際には、廣瀬氏から「大人が楽しく思う活動をやっていっている、それこそ地域学校協働活動である」と後押しがあり、「周知や人集めをどのようにしたらよいか」という質問には、「説明を尽くすのではなく、楽しそうだと思ってもらえることが一番の周知である」と経験の蓄積をもとにした助言がありました。また、廣瀬氏から参加者に逆質問する一幕や、参加者からグループで出たコメントを紹介する場面もありました。

 廣瀬氏は、「地域学校協働活動は『地域づくり』であり、子どもや学校のニーズに応えるよりも、自分や大人が一番したいことから考えることが先である」と繰り返し述べられ、今後推進員等として地域で活躍されていく参加者への後押しをいただきました。

 次回の育成研修は令和6年8月27日(火)に実施する予定です。受講者が今回の育成研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でより一層活躍されることを期待しています。

 
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廣瀬隆人氏による講演の様子

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質疑応答の様子

令和6年度第1回地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修を実施しました

 令和6年6月18日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センター(岐阜県と岐阜大学による共同設置)の人材育成事業のひとつである「地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修」を実施しました。

 受講者の皆さんは、昨年度までに「地域学校協働活動推進員等育成研修」を修了し、現在、県内各地域で、地域学校協働活動推進員や地域コーディネーター、社会教育行政・公民館関係者、教職員等として活躍されている方々です。今年度は57名の受講申込がありました。

 講師として文部科学省国立教育政策研究所志々田まなみ氏をお招きし、「『協働的な学び』を促進する地域学校協働活動における推進員・ボランティアの役割」と題して講話をいただきました。「協働」に不可欠な他者との話し合いや相互理解の入り口としてグループワークを交えながら、「協働的な学び」の意義やそれに向けた取り組みの姿勢について学び合いました。

 講話後の質疑応答では、学校運営協議会の立ち上げが先行し研修や会合が開かれないままだが、推進員としてどうすればよいか、地域コーディネーターの選定はどこに働きかけるべきか、といった協働関係の輪を地域に築いていくための具体的な助言を求める質問がありました。

 受講者からは、「お話を聞きながら自身の地域と照らしあわせ、どういう地域の姿を目指すのか、目指すところは現状に合っているか、検討する余地があると思いました」、「推進員としてあるべき姿を示唆していただき方向が見いだせました」といった前向きな感想が聞かれました。

 次回のフォローアップ研修は令和7年1月となります。ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も研修事業等を通じ、地域学校協働活動にかかわる方々を対象とした学びや情報共有の場を提供していきます。

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文部科学省国立教育政策研究所 志々田まなみ氏による講和の様子

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質疑応答の様子

御嵩町公民館職員・社会教育委員研修会にて市町村支援プログラムを実施しました

 令和6年6月7日(金)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、御嵩町公民館職員・社会教育委員研修会へ講師派遣を行いました。

 本研修会は、御嵩町の公民館職員、社会教育委員、行政担当者が地域学校協働活動への理解と効果的な組織の動きや働きかけ方を学ぶとともに公民館職員や社会教育委員がそれぞれの立場から具体的な活動イメージを描くことを目的に行われました。参加者は御嵩町の社会教育関係委員・公民館長、教育委員会職員等計11名でした。

 研修会では「地域・学校との連携に向けて~自分の立場でできること~」と題し、瑞浪市におけるコミュニティ・スクール、地域学校協働活動の取り組みについて講話がなされました。瑞浪市教育委員会学校教育課コミュニティ・スクール統括コーディネーターの小栗茂氏からは組織の体制や行政関係課の連携等について説明され、瑞浪市社会教育委員の有賀秀雄氏と日吉公民館長の安藤徳善氏からは各地域での具体的な実践や自身の役割、調査研究の活動などについて紹介されました。

 参加者からは、連携体制や活動の展望に関する質問が積極的になされたほか、「御嵩町でも社会教育委員が集まって一体的に研修をしたり、各地域の課題や地域学校協働活動の進め方について情報共有したりする場があるとよい」などの感想がありました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も研修活動や相談支援活動を通じ、岐阜県内各市町村に対し地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

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美濃地区社会教育及び家庭教育担当者合同研修会にて市町村支援プログラムを実施しました

 令和6年5月9日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、令和6年度第1回美濃地区社会教育及び家庭教育担当者合同研修会へ講師派遣を行いました。

 本研修会は、美濃地区(関市・美濃市・郡上市)の各自治体で、地域と学校が組織的につながることができる地域学校協働活動を推進していくために、学校運営協議会や地域学校協働活動本部の仕組や活動の進め方等の理解を深めることを目的に行われました。参加者は美濃地区自治体の社会教育・家庭教育担当職員等計13名でした。

 研修会では、講師の北方町立南学園校長堀正樹氏から、「地域学校協働活動において大切なこと」と題し、県内の地域学校協働活動の先進的な事例を交えた講演が行われました。

 参加者からは、社会教育関係者や公民館関係者への説明を行っていくことの重要性や、「今まで学校が地域と連携してやってきたことを、いかにこの地域学校協働活動という形にはめ込むかが大事。その形作りを進めたい」といった声が聞かれました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も各地域の状況に寄り添いながら、講師派遣プログラムをはじめとした様々な活動に取り組んでいく予定です。

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参加者募集中!(対象:小学3年生~中学3年生)

岐阜大学社会教育士養成課程科目「学習者の特性と支援方法」の一環として、小学3年生~中学3年生を対象に下記の2講座を実施します。
ぜひご参加ください。

<講座>
1)当たり前を見直そう 編
2)他者理解 編

<実施日>
6月29日(土)13:00ー15:00

<実施場所>
不二羽島文化センター(岐阜県羽島市竹鼻町丸の内6丁目7番地)

<申込> 
1)当たり前を見直そう 編
https://x.gd/imigA
2)他者理解 編
https://x.gd/qussK

詳細は下掲のチラシをご覧ください。
1・2の講座は上記の日時・場所に並行して開催いたします。
両方へご参加いただくことはできません。


2024年度_学生企画講座チラシ_まとめ_20240604_ページ_1

1)当たり前を見直そう 編
2024年度_学生企画講座チラシ_まとめ_20240604_ページ_2

2)他者理解 編
2024年度_学生企画講座チラシ_まとめ_20240604_ページ_3

2024年度_学生企画講座チラシ

中津川市地域学校協働活動推進員協議会において市町村支援プログラムを実施しました

 令和6年3月7日(木)に開催された第4回中津川市地域学校協働活動推進員協議会で、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムにもとづき、伴走支援を行いました。

 本協議会は、地域学校協働活動推進員の実践交流や社会教育関係課・学校教育関係課との連携を通して、市内の地域学校協働活動を推進することを目的に開かれています。ぎふ地域学校協働活動センターでは、伴走支援の一環として本協議会についても計画段階から意見交換や助言を行ってきたほか、当日もセンター員が指導者として参加しました。

 協議会当日は、地域学校協働活動推進員や市職員の計21名が参加しました。はじめに市の担当課職員より公聴会研修の報告、地域学校協働活動計画書作成、学校教育課による支援についての説明があったあと、グループに分かれて各参加者の実践などについて共有し、交流しました。その後、中津川市で地域学校協働活動の統括コーディネーターを務める林茂富氏から講評と、ぎふ地域学校協働活動センターセンター員の岐阜県環境生活政策課 堀正樹氏より助言指導がありました。

 参加者からは、「学校運営協議会が市内のすべての学校に設置されて1年目であるが、各地域の地域学校協働活動推進員が学校や地域とのパイプ役となり、学校を核とした地域づくりや、地域とともにある学校づくりが進められている」、「意見交流や熟議を通して、目的や見通しの共有を大切にする姿勢がよい」といった反応や感想が寄せられました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も各地域の状況に寄り添いながら、伴走支援をはじめとした市町村支援プログラムを進めていきます。clip_image002

岐南町立小学校の学校運営協議会にて市町村支援プログラムを実施しました

 令和6年1月30日(火)、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、岐南町立東小学校の学校運営協議会へ講師派遣を行いました。今回の本協議会は羽島郡二町教育委員会と岐南町によって行われたもので、町内若手教員の校内研修の一環としても位置づけられ、10名の若手教員が参加しました。他にも学校運営協議会委員、地域学校協働活動推進員、教員、PTA関係者、教育行政関係者が参加し、参加者は計34名でした。

 講師である岐阜市立岐阜小学校 学校運営協議会会長 青山朋宏氏からは、「地域学校協働活動の意義と推進について」と題し、地域学校協働活動の活性化について先進事例を交えながら掘り下げた講演がありました。

 参加者からは、「今回の研修を経て、学校運営協議会の委員として、自分でも地域と学校をつなぐ活動を何か考えてみたいと思った。例えば、学校課題の一つである支援を必要とする児童への対応を何かやってみたい」といった前向きな感想が聞かれた他、研修の一環として若手教員が参加したことについて、「若い教員に地域と学校との連携に関心をもたせようと仕向けたことは、新しい試みとして意味があると感じた」といった声が聞かれました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、研修活動や相談支援活動を通じ、今後も岐阜県内各市町村に対し地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。