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下呂市萩原地域まちづくり講演会にて短期支援プログラムを実施

 令和5年2月16日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである「短期支援プログラム」を、下呂市にて実施しました。

 今回の講演会は、下呂市内の学校教職員、自治会役員、学校運営協議会委員、市職員や市民を対象に「なぜまちづくりに学校が欠かせないのか」をテーマに、一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事廣瀬 隆人 氏を講師に招き、学校を核としたまちづくりのヒントを少しでも得られるよう開催しました。当日は112人の方が参加され、下呂市でも実践されている学校運営協議会・地域学校協働活動を核としたまちづくりについて、講師の言葉をメモするなど熱心に聴講していました。

 講師からは、「新しいことを始めなくとも、今取り組んでいることに心と思いを込めて大事に継続していくことが重要」といった、取り組みを進めていく中で陥りがちな「何をすればよいのか」という疑問に、実例や当地域の特色も交えながら、力強く説明してくださいました。

 参加者からは、「とても分かりやすく、言葉の理解が深まった」「“まちづくり”に何が大切なのかが良くわかり、今まで取り組んできた活動を整理し、そこに“価値”や“意味”を付加していきたい」といった前向きな意見がたくさん聞くことができました。今回は多様な立場の方を対象とし開催しましたが、それぞれの立場から、これからの下呂市のまちづくりを考えてくださり、とても有意義な講演会となりました。中には、「“学校中心”より“子供中心”として考えて、地域も主体性を持つことが大切」という意見もあり、今回の講演を通して、参加した皆さんの意識改革や当事者意識の向上にもつながったのではないかと考えられ、下呂市のまちづくりはさらに大きな一歩を踏み出します。

 次年度以降も当プログラム等を活用し、様々な活動に取り組んでいく予定です。

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令和4年度岐阜県地域学校協働活動フォーラム2022を実施

 令和5年2月10日(金)に、ぎふ地域学校協働活動センターの一年間の成果報告および学び合いの機会である「岐阜県地域学校協働活動フォーラム2022」を実施しました。参加申込者は418名で、地域学校協働活動、特に本フォーラムのテーマである「地域学校協働活動と学校運営協議会の一体的推進」への関心の高さがうかがえるものとなりました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学の共同で設置されました。同センターは、

1.人材育成・確保(市町村や社会教育関係団体と連携し、地域学校協働活動推進員(コーディネー
  ター)などを育成する研修や、学生ボランティアの育成・確保)
2.調査研究(市町村や社会教育関係団体と連携し、協働活動や家庭教育等の先進性・モデル性のある
  実践事例等の調査研究を実施し、発表・報告)
3.普及促進(出前講義やワークショップに参画するなど市町村における推進体制づくりを支援すると
  ともに、実践活動の促進に向けた普及イベント等を開催)

を行っています。
 参加者は、岐阜県内各地域において、社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されている方々であり、特に校長・教頭といった学校の管理職の方々が多く参加されていました。東京都(講師)、岐阜大学サテライトキャンパス(主会場)、公民館や学校等の会場、参加者の自宅等をZoom(ウェビナー)で結んで、会場とオンラインどちらの方法でも参加可能な形で実施しました。

 今回は、文部科学省国立教育政策研究所総括研究官志々田まなみ氏から「地域学校協働本部と学校運営協議会の一体的推進による地域学校協働活動の推進」について講演(オンライン)をいただきました。続いて、実践紹介として、羽島市立羽島小学校主幹教諭大野隆次氏から「羽島モア学園 絆会議の実践を通して」と題する報告(主会場)をいただきました。講演・報告の後には、Q&A機能を用いてオンラインで、また、会場参加者からは対面で講師に質問があり、講師から丁寧な回答がありました。参加者は、直接講師の方々に自身の地域と学校の現状や課題に関する質問をするなど、双方向での学び合いの場となりました。最後に、ぎふ地域学校協働活動センター長(岐阜大学地域協学センター長)益川浩一がセンターの一年間の活動及び成果の報告、フォーラム全体のまとめを行ったうえで、閉会となりました。

 参加者の皆様におかれましては、今回のフォーラムで学んだことを生かし、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。

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駅前サテライトキャンパスでの受講の様子

各務原市立蘇原中学校「蘇中塾」において学生ボランティアによる学習支援を実施

 令和5年1月25日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア4名(工学部4年生1名、工学部1年生1名、教育学部2年生2名)が各務原市立蘇原中学校「蘇中塾」にて学習支援を実施しました。「蘇中塾」の参加中学生は、6名でした。

 蘇原中学校では、放課後に「個性の伸長・自己決定力・コミュニケーション力等の育成」を目的として、様々な講座を中学生に提供する「アフタースクール」を実施しており、「蘇中塾」は、その一講座です。「蘇中塾」は、学習において分からないことがある、困っているという中学生を対象として基礎基本の問題から発展的な問題まで丁寧に教える場です。前期・後期それぞれ3日ずつあり、今回は15:05~15:55の時間帯で実施されました。

 今回は学生ボランティアの人数が多く、参加中学生が少なかったため、ほぼマンツーマンの状態で学習支援を行いました。今回参加した学生ボランティアは、中学生に気軽に話しかけて話をしやすい環境づくりに努力したり、計算問題などに対する中学生の質問には、ノートに図を描きながら分からない原因を一緒に考えるなど学習の支援を行いました。参加した学生ボランティアからは、生徒の積極性の違い、教員がタブレット等に対応できる能力を有する必要性、地域との連携における課題などを学ぶことができたといった感想が聞かれ、学生ボランティアにとっても成長や学びの場となりました。


ボランティア活動の様子
学生ボランティアの活動の様子

山県市地域未来塾「Fight Basic」において学生ボランティアが学習支援を実施

 令和5年1月19日(木)にぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア1名(教育学部2年生)が山県市高富中央公民館で行われた地域未来塾「Fight Basic」に参加しました。実施時間は、17時から19時の間で行われています。この日は約25名の中高生が参加していました。

 地域未来塾「Fight Basic」は、中高生を対象として、国語、算数・数学、英語、理科、社会の基礎問題を学習してもらい、まなびサポーター(学習支援員)が質問への対応や答え合わせなどを行っています。

 今回は、まなびサポーターから学生ボランティアに対して、参加する中高生の普段の様子、学習支援を行う際の留意事項などの説明や助言を聞いた後で、学年ごとに分かれている部屋に自由に移動しながら中高生の学習の支援を行いました。

 参加した学生ボランティアは、困っている中高生に声掛けをする、学校などの日常生活における話や学生ボランティアの経験話などもしながら場を和ませる工夫をする、中高生の質問に対してはメモ用紙に図を描くなどして分かりやすく説明するなどの活動を行っていました。参加した学生ボランティアは、「教える側はどのように教えたらわかってもらえるかを考えさせられるし、異なる世代の人と交流することによって新たな考え方に触れることができて楽しい活動になった。」といった感想が聞かれ、社会教育の現場における学習支援の意義や課題を発見し、考える機会となり、学生ボランティアにとっても気づきや学びの場となりました。

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地域未来塾「Fight Basic」での学生ボランティアの活動の様子

各務原市立蘇原中学校「蘇中塾」において学生ボランティアによる学習支援を実施

 令和4年12月14日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア1名(工学部4年生)が各務原市立蘇原中学校「蘇中塾」にて学習支援を実施しました。「蘇中塾」の参加中学生は、8名でした。
 蘇原中学校では、放課後に「個性の伸長・自己決定力・コミュニケーション力等の育成」を目的として、様々な講座を中学生に提供する「アフタースクール」を実施しており、「蘇中塾」は、その一講座です。「蘇中塾」は、学習において分からないことがある、困っているという中学生を対象として基礎基本の問題から発展的な問題まで丁寧に教える場です。前期・後期それぞれ3日ずつあり、今回は15:05~15:55の時間帯で実施されました。
 今回参加した学生ボランティアは、中学生に気軽に話しかけて話をしやすい環境づくりに努力したり、計算問題などに対する中学生の質問には、ノートに図を描きながら分からない原因を一緒に考えるなど学習の支援を行いました。また、中学生から大学生活に関する質問もあり、中学生自身の進路選択や今後のキャリアを考えるきっかけにもなっていたようでした。参加した学生ボランティアからは、「中学生が問題に対して抱く『難しさ』を学生ボランティアが理解することの重要性を学んだ」との感想が聞かれ、学生ボランティアにとっても成長や学びの場となりました。

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学生ボランティアの活動の様子

令和4年度地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修(第2回目)を実施

 令和5年1月26日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修」を実施しました。
 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学によって共同で設置されました。同センターでは、
1.人材育成・確保(市町村や社会教育関係団体と連携し、地域学校協働活動推進員(コーディネー
  ター)などを育成する研修や、学生ボランティアの育成・確保)
2.調査研究(市町村や社会教育関係団体と連携し、協働活動や家庭教育等の先進性・モデル性のある
  実践事例等の調査研究を実施し、発表・報告)
3.普及促進(出前講義やワークショップに参画するなど市町村における推進体制づくりを支援すると
  ともに、実践活動の促進に向けた普及イベント等を開催)
を行っています。
 受講者の皆さんは、地域学校協働活動推進員等育成研修を修了後、県内各地域において、社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されており、様々な課題意識をもって参加されていました。山形県小国町(講師)、岐阜大学サテライトキャンパス(主会場)、参加者の自宅等をZoomで結んで、会場とオンラインどちらの方法でも参加可能な形で実施しました。今年度は54名の受講申込がありました。
 今回は、山形県小国町教育委員会社会振興課統括的な地域学校協働活動推進員(兼)コミュニティスクールディレクター渋谷洋司氏から「地域学校協働活動による町民総がかりの教育と学校を核とした地域づくり 小国町のコミュニティ・スクールの取組」について報告をいただき、ブレイクアウトルームを活用したグループでの情報交換や講師との質疑応答、意見交換を行いました。受講者は、直接講師の方々に自身の地域と学校の現状や課題を伝え、質問をするなど、双方向での学び合いの場となりました。
 フォローアップ研修は今回で終了となりますが、これまでの研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。

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駅前サテライトキャンパスでの受講の様子

令和4年度地域学校協働活動推進員等育成研修が終了しました

 令和4年度ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「地域学校協働活動推進員等育成研修」が終了しました。全4回の開催で、①6月30日(木)、②9月1日(木)、③10月6日(木)、④12月1日(木)に実施しました。ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学の共同で設置されました。同センターは、①人材育成・確保(市町村や社会教育関係団体と連携し、地域学校協働活動推進員(コーディネーター)などを育成する研修や、学生ボランティアの育成・確保)、②調査研究(市町村や社会教育関係団体と連携し、協働活動や家庭教育等の先進性・モデル性のある実践事例等の調査研究を実施し、発表・報告)、③普及促進(出前講義やワークショップに参画するなど市町村における推進体制づくりを支援するとともに、実践活動の促進に向けた普及イベント等を開催)を行っています。
 研修会受講者の皆さんは、現在、県内各地域において、社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されており、様々な課題意識をもって参加されました。会場と開催方法については、①岐阜大学サテライトキャンパス等の対面とZoomの併用、②岐阜大学サテライトキャンパス等の対面とZoomの併用、③岐阜大学全学共通教育棟教室での対面とZoomの併用、④岐阜大学全学共通教育棟教室で対面、という形で実施しました。今年度は65名の受講申込があり、全員修了する予定です。
 ①では、一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事/元宇都宮大学教授廣瀬隆人氏を講師に、地域学校協働活動の概論として、地域学校協働活動をどのように捉えて実践していけばよいか、地域学校協働活動推進員の役割や可能性等の講話がありました。受講者は、直接廣瀬氏に質問をするなど、双方向での学び合いの場となりました。
 ②では、岐阜小学校学校運営協議会青山朋宏氏から岐阜小学校における地域と連携した様々な事業や講座の事例紹介、高山市大八まちづくり協議会事務局山本真紀氏から地域と学校の協働・連携の事例を基に地域コーディネータの活動内容や役割の報告を行い、筑波大学准教授上田孝典氏から二つの事例に対する講評と講話、質疑応答を行いました。
 ③では、白川村教育委員会事務局社会教育主事新谷さゆり氏から「地域学校協働活動の企画・立案~はじまりは願いの共有から~」と題して、白川村の事例を基に地域学校協働活動の企画・立案、そして企画・立案において重要な住民の願いの共有方法や、将来の担い手育成などについての講義、そして、Zoomのブレイクアウトルームを活用して、受講者の間で情報交換や質疑応答を行いました。
 ④では、岐阜大学教育学部准教授板倉憲政氏から「現代の子どもの特徴と関わり方」についてのご講義と、その後の質疑応答では、受講者から大人の表情が子どもに与える影響、子どもたちが抱えている人間関係の築き方に関する悩みなどについて質問があり、板倉氏から丁寧な回答がありました。その後、研修の振り返りと情報交換のためにKPT法を活用したグループワークを実施し、各地域の実践例の内容、その成果と課題、挑戦していきたいことなどについて交流を行いました。
 受講者は、全ての研修が終わった後、学んだ成果をレポートにまとめて提出しました。今回の研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。今回の研修を修了された方々には、さらなる学びの場としてフォローアップ研修が来年度に予定されています。


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第1回(サテライトキャンパス)

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第2回(サテライトキャンパス)

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第3回(Zoom)

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第4回(岐阜大学全学共通教育棟教室)

山県市地域未来塾「Fight Basic」において学生ボランティアが学習支援を実施

 令和4年12月15日(木)にぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア2名(地域科学部2年生、工学部1年)が山県市高富中央公民館で行われた地域未来塾「Fight Basic」に参加しました。実施時間は、17時から19時の間で行われています。この日は28名の中高生が参加していました。
 地域未来塾「Fight Basic」は、中高生を対象として、国語、算数・数学、英語、理科、社会の基礎問題を学習してもらい、まなびサポーター(学習支援員)が質問への対応や答え合わせなどを行っています。
 今回は、まなびサポーターから学生ボランティアに対して、参加する中高生の普段の様子、学習支援を行う際の留意事項などの説明や助言を聞いた後で、学年ごとに分かれている部屋に自由に移動しながら中高生の学習の支援を行いました。
 参加した学生ボランティアは、困っている中高生に声掛けをする、学校などの日常生活における話や学生ボランティアの経験話などもしながら場を和ませる工夫をする、中高生の質問に対してはメモ用紙に図を描くなどして分かりやすく説明するなどの活動を行っていました。参加した学生ボランティアは、「自分の説明や解説が分かりやすいと言ってもらえてうれしかった」「難しい用語などを使っていいのか悩みつつ取り組んだ。やる気を持って取り組んでいる中高生の様子が見られた。」といった感想が聞かれ、社会教育の現場における学習支援の意義や課題を発見し、考える機会となり、学生ボランティアにとっても気づきや学びの場となりました。

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地域未来塾「Fight Basic」での学生ボランティアの活動の様子

山県市放課後子ども教室「Study Habit教室」において学生ボランティアが体験活動支援を実施

 令和4年12月6日(火)にぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア1名(応用生物科学部1年生)が山県市富岡小学校で行われた放課後子ども教室「Study Habit教室」に参加しました。実施時間は、14時から16時の間で行われています。
 山県市の「Study Habit教室」は、小学校3年生を対象として、漢字や算数の基礎問題プリントを用いて学習してもらい、まなびサポーター(学習支援員)が質問への対応や答え合わせなどを行っています。
 今回は、児童の知的な探究心や児童の主体的な学びにつなげようと、年に数回実施している体験的な活動の日でした。体験的な活動はまなびサポーターが考えます。この日は、岐阜の方言を用いたかるた、ソーシャルスキルかるたを使用して、まなびサポーターが読み札を読み上げ、子どもたちが元気よく絵札を取る、または、対戦形式で絵札を取り合うといったものでした。
 参加した学生ボランティアは、読み札の読み手になる、子どもたちが絵札を並べるのを支援する、困っている子どもに声掛けをするなどのコミュニケーションを取っていました。参加した学生ボランティアは子どもたちの元気さに圧倒されつつ、「子どもの素直さ、他者を受け入れる力を感じることができた。子どもたちから多くのことを学んだ。」といった感想が聞かれ、学生ボランティアにとっても成長や学びの場となりました。

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令和4年度第4回地域学校協働活動推進員等育成研修を実施

 令和4年12月1日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「地域学校協働活動推進員等育成研修」を実施しました。
 受講者の皆さんは、現在、県内各地域において、社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されており、様々な課題意識をもって参加されていました。会場は、岐阜大学全学共通教育棟教室で、対面で実施しました。今年度は65名の受講申込がありました。
 今回は、岐阜大学教育学部准教授 板倉憲政氏から「現代の子どもの特徴と関わり方」と題して、現代の子どもたちについて考えていくために、子どもの自殺、虐待、薬物等の依存や自傷行為の実態、その背後にある心の傷や不安・苦悩、孤立・孤独などについての情報提供と、その知識を踏まえてどのように子どもたちと関わっていくことができるかについて分かりやすくご講義をいただきました。質疑応答では、受講者から大人の表情が子どもに与える影響、子どもたちが抱えている人間関係の築き方に関する悩みなどについて質問があり、板倉氏から丁寧な回答がありました。
 その後、研修の振り返りと情報交換のためにKPT法を活用したグループワークを実施しました。KPT法は、これまでの成果、課題、成果や課題を踏まえて挑戦したいことを整理する手法です。各グループのメンバーは地域が重ならないように配慮されており、各地域の実践の内容、その成果と課題、挑戦していきたいことなどについて交流を行いました。
 今回の研修会はこれまで学んできたことを振り返り、受講者が実践している地域学校協働活動に活かすための総まとめの回でした。今回の研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。

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                                                                                                               岐阜大学の講義室での受講の様子