フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
あったらいいな、こんな場所~多治見ながせ商店街~
12月9日(土)、多治見市ながせ商店街において第9回ぎふフューチャーセンターを開催しました。今回のフューチャーセンターには、大学生や地域の方に加え、地元の高校に通う高校生13名が参加し、終始明るく賑やかな中、対話が行われました。
ながせ商店街の印象を出し合った後、ながせ商店街にある空き店舗が今後どのように活用され、どのような役割を果たしていくと良いかを話し合いました。「若い人が一人で入れる書店をつくる」や「商店街と商店街を繋げる役割を果たす必要がある」などの意見が出ました。
参加者の方々にとっては、地元に住んでいたり、通学していても意外に知らなかった多治見の良さを再発見したり、地域について考えていただくいい機会になりました。
今回のまとめ
・若い人が一人で入れる書店をつくる(24時間営業など図書館とは差別化)。
・いろいろな年代が集まり交流できる場所をつくる。
・商店街と商店街を繋げる役割を果たす必要がある。
今後の展開
提示された意見は、今後、多治見市の施策や多治見まちづくり株式会社の取組みの参考とされることが期待されます。
担当者の感想(地域コーディネーター 松原 裕子)
ながせ商店街で2度目の開催となった今回は、高校生の参加も得て、賑やかなFCになりました。
地域からの若者に対する期待は大きく、今回のフューチャーセンターが、若者が多治見や商店街のことを学び、地域の活動に関わるきっかけになると良いと思います。
「住みよいまちづくり」を考える。
12月13日(水)、岐阜市芥見東公民館において第10回ぎふフューチャーセンターを開催しました。芥見東地区は、芥見東まちづくり協議会が主体となって、コミュニティバスの運営、地域の資源を生かした里山整備など、地域の絆づくりを目指してさまざまな活動を行っています。
参加した学生は、それらを実際に体験したり、地域活動実践者の説明や協議会の方のお話を伺ったりした後、地域住民の方々と、若者ができる地域活動や地域活性化策について対話を行いました。
提案の中には、「岐阜大学のボランティアサークルと連携し、運営側に参加してもらう」、「ボランティアでなく有償にする」など若者目線の意見が出されました。
今回のまとめ
・ボランティアなどを行う大学のサークルに、空き家活用やイベント参加について呼びかけを行う。
・若者に、地域のイベントに参加するだけでなく、企画・運営を担ってもらう。
・若者への情報発信を積極的に行う。
今後の展開
提示された意見は、今後、芥見東まちづくり協議会の取組みの参考とされることが期待されます。
担当者の感想(地域コーディネーター 松原 裕子)
地域の方々の温かいご協力を得て、終始和やかな雰囲気の中で意見交換を行うことができました。今回の対話やその様子から、人口減少や高齢化など様々な問題を抱える地域にとっては、今の若者の意見を柔軟に取り入れつつ、時代に即したコミュニティの形成を目指していくことが必要だと感じました。
若い人との活動に期待!
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柔軟性がある地域、芥見東。
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