現在、地域協学センターが開催中のイベント、過去に開催したシンポジウムやフォーラム、FD・SDの様子を公開しております。
岐阜大学は、令和6年9月19日(木)に富加町と連携に関する協定を締結しました。
本学と富加町は、これまで、まちづくり・ICT(情報通信技術)研修・古墳調査・幼児教育等多岐にわたって連携を進めてきました。本協定では、本学と富加町が、多様な分野で包括的に緊密な協力関係を築き、持続的・発展的に一層連携を深めることにより、活力ある地域社会の形成・発展及び未来を担う人材育成に寄与することを目的としています。
なお、本学が岐阜県内の地方自治体と包括連携協定を締結するのは42件目です。
協定締結式において、渡邉圭太町長は、「令和4年に夕田墳墓群(ゆうだふんぼぐん)が国指定史跡に認定されたことを機に、本史跡をふるさと教育に生かしつつ、町の知名度アップにもつなげたいと考えている。また、当町は人口増の傾向にありますが、この先の人口減少を見据えて、住民の満足度向上と町の活性化を目指していきたい。今回の連携を機に、学生の皆さんの若い柔軟な発想や大学の研究成果に基づく課題解決に向けた提案などをいただき、町民とともに岐阜大学と連携して課題解決に取り組んでいきたい」と述べました。
吉田和弘学長は、「岐阜大学は日本トップクラスの地域中核大学として、産業・まちづくり、ものづくり、食づくり、医療づくり、人づくりを強みにしている。人口増加傾向にある富加町では、幼児教育及び小学校の英語教育をはじめとする教育面強化と文化継承及び子育て支援施策などが充実しており、幼児や児童生徒数が増えている。そのような地域の場を学生や外国人留学生の学びや交流の場、さらには研究の場として、今まで以上に連携を図っていきたい」と述べました。
本学は今後、これまで培ってきた知見と技術を活かし、富加町とともに地方創生を目指す取り組みを推進していきます。
協定書にサインする吉田学長(左)と渡邉町長 記念写真
2024年7月29日(月)、岐阜大学において全学共通教育科目「地域産業と企業戦略入門:岐阜の産業を知る」の成果報告会を開催しました。本科目は、受講学生34名が5チームに分かれて、事前学習や企業への質問項目の作成と担当する2社の現地取材(企業見学会)を行い、最終的に取材結果を就活学生・生徒向けの企業紹介冊子にまとめる、アクティブ・ラーニング形式の講義です。講義を通して学生たちが岐阜の産業の隠れた魅力に気づくと共に、企業の経営戦略に触れることで自身のキャリア形成に役立てることを目的としています。
成果発表会では、5つのチームが各企業の事業内容の魅力や将来性、社内環境や福利厚生、採用情報や学生へのアドバイスなどの取材成果を発表しました。取材対応を頂いた企業は以下のとおりです。
Aチーム:加藤精工(株)、アピ(株)
Bチーム:(株)桜井グラフィックシステムズ、鍋屋バイテック会社
Cチーム:日晃オートメ(株)、榎本ビーエー(株)
Dチーム:野原電研(株)、ミズノテクニクス(株)
Eチーム:(株)ナガセインテグレックス、岐阜信用金庫
なお、本科目は岐阜県、産業界、大学、金融機関らが参画する「産学金官連携人材育成・定着プロジェクト推進協議会」の一事業として実施しており、参画企業や岐阜県産業人材課の多大なる協力の下で実施されています。また、「ぎふCOC+事業推進大学コンソーシアム」(参加大学:岐阜大学、中部学院大学、中部大学、日本福祉大学、名古屋学院大学)の単位互換科目として開放され、参加大学の学生が履修することも可能です。
企業紹介冊子は、編集作業を経て本年12月ごろに岐阜県内の高校・大学へ配布される予定です。なお過去に出版された冊子は、岐阜県産業人材課のWEBサイト上で閲覧・ダウンロード可能です。また、来年2月ごろに同じくプロジェクトの一環として実施される岐阜大学工学部科目「機械工学創造演習」と合同で企業向け成果報告会が開催される予定です。
本学は引き続き、本プロジェクトを通して地元産業界の課題解決に向けて行動できる人材の育成・定着を推進し、地域産業の活性化に貢献していきます。
企業見学会で取材協力いただいた若手社員のみなさまと学生(一部抜粋)
2024.10.08 | |
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2024.09.09 | 全学共通教育科目(岐阜学)「持続可能な地域と環境リテラシー」で受講学生たちが講義での学びをまとめた高校生向け冊子が完成しました。(2024年3月) |
2024.09.04 | |
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