フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
令和5年5月17日に瑞浪市との共同開催で、「まちづくりのための幸せを考える」をテーマにぎふフューチャーセンターを実施しました。参加者は、大学生5人、瑞浪市職員7人の合計12人でした。
瑞浪市は、「幸せ実感都市」を掲げて取り組みを展開しており、今年度の市職員政策立案研修の一環として、フューチャーセンターを実施しました。
今回のフューチャーセンターでは、瑞浪市職員、大学生がともに、まちづくりにおける幸せとは何かをテーマに、個人としての幸せ、また幸せを実現するための方法を市民間の協働、行政との協働という観点から、議論を行いました。他者との繋がり、家族や友人との時間、生活環境、健康、将来に不安がないことなどに幸せを感じるという意見があがりました。瑞浪市の未来ビジョンとして「特産品は繋がり紬です。」、「心のホームタウンみずなみ」が提案されました。
今後、瑞浪市は今回のフューチャーセンターの成果を活かし、新たな政策の立案に向けて取り組まれることが期待されます。
グループワークの様子1 グループワークの様子2
令和4年12月11日(日)に、輪之内町の町民向けにぎふフューチャーセンター(環境セミナー)を実施しました(参加者25人:輪之内町町民11人、岐阜大学生14人)。
フューチャーセンターは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。今回のフューチャーセンターは、今年度岐阜大学が輪之内町より受託した「輪之内町における『ゼロカーボンシティ』推進及び環境人材育成事業」の一環で、輪之内中学校の生徒向けのフューチャーセンター(12月9日(金)実施)と合わせて実施したものです。
今回は、町の将来を担う町民や今後岐阜県内での活躍が期待される大学生といった多様な人々が集い、輪之内町の取組みを学び、自分たちは何ができるか、将来の町のイメージを共有することで、ゼロカーボンシティ宣言を自分事として捉えることを目的として、「ゼロカーボンシティ宣言・輪之内町の未来を考える」をテーマに実施しました。
最初に、岐阜大学から「輪之内町のゼロカーボンシティを実現するためには?~我慢ではなく、よりよい社会にするための変革」と題してゼロカーボンシティ実現に向けて必要な考え方や視点、輪之内町から「『ゼロカーボンシティ』の実現に向けて~輪之内町での取り組み~」と題して輪之内町のゼロカーボンシティ宣言の概要や取組みについてレクチャーがありました。その後、レクチャーから学んだ内容を踏まえて、ゼロカーボンシティ宣言と身近なこと、ゼロカーボンシティ宣言の取組みを進めるために自分たちができること、そして、ゼロカーボンシティとなった輪之内町の将来像を一枚の絵に描くというグループワークを実施しました。発表では、各グループで描いた絵を用いて、フードロス削減、リユース、自然エネルギー、アンモニア発電等を活用した輪之内町の将来像について提案がありました。最後に、来場された木野隆之輪之内町長から参加者の発表内容の振り返りや今後の輪之内町の取組み等の内容を含むまとめの挨拶がありました。
今回提案された輪之内町の将来像の実現に向けて、参加者一人一人が自分のできるところから様々な実践を展開されることを期待しています。
2023.09.20 | |
2023.09.14 | |
2023.09.06 | |
2023.09.05 | |
2023.08.29 |