フューチャーセンター（Future Center）とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ（課題）について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献：研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献：地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献：地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
まちづくりのための幸せを考える
2022年5月18日（水）に瑞浪市との共同開催で、岐阜大学生、瑞浪市職員、大学教員の計20人が参加し、ぎふフューチャーセンターを実施しました。
瑞浪市は、「幸せ実感都市」を掲げて、施策の取組を展開しており、今回の開催は市職員の政策立案研修の一環でもありました。参加者はまちづくりにおける幸せをテーマに多様な視点で議論を行いました。幸せになるために自分でできること、他者とできること、市とできることについて話し合い、将来の瑞浪市を想定した幸せビジョンを各グループで提案しました。
幸せは、人とのつながり、人との関わりから得られる共通の時間・空間にあるといった意見や、友人や地域コミュニティといった他者との連携で幸せを感じるという意見、また、他人と認め合う、教え合うという関わりにも幸せを感じるという意見もありました。最後に、将来の瑞浪市を想定した幸せビジョンを各グループで提案し、フューチャーセンターを終えました。
今回のまとめ
将来の瑞浪市を想定した幸せビジョン
〇 みんなで輪い輪いみずなみ市
〇 家族なみによりそうみずなみ市
〇 瑞浪家 ～ささえ合い、よりそい合う町～
〇 みんなの意見で創りあげるまち瑞浪
今後の展開
瑞浪市政策立案研修に活かされ、新しい政策の提案につなげられます。
担当者の感想（瑞浪市秘書課）
私たちはどんなときに“幸せ”を感じ、より多くの人が”幸せ”を感じるには何が大切かについて、様々な視点から活発に議論していただき、多くの気付きを得られました。市民のためのまちづくりを考える上で、とても貴重な機会となりました。
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笠松のファンづくり戦略を考えよう
2022年7月2日（土）に笠松町との共同開催で、岐阜大学生、高校生、地域住民、自治体職員、プロモーション協会関係者の計29人が参加し、ぎふフューチャーセンターを実施しました。
人口減少や地域経済の縮小などが懸念され、将来にわたって持続性の高い地域社会を構築することが求められています。笠松町では、現在および将来のまちづくりを担う現役世代や学生が共感できる価値や魅力を発掘し、町のブランディング・プロモーションのビジョンや具体的な活動・事業のアイディアを創出し、プロモーション協会や笠松町の取組に活かすことで、笠松町の関係人口・交流人口の増加を目指しています。今回のフューチャーセンターは、新たなアイディアの創出のため、笠松町の魅力を考える、笠松町のブランドイメージを作る、未来のファンづくりにつながる新しい活動を考えるをそれぞれテーマにしました。
今回のまとめ
笠松町のブランディング・プロモーションのビジョン
〇 町づくりwith 岐阜工業
〇 はじまりのあるまち。”笠松ファンクラブ”を作る！
〇 子育てにやさしい町：次世代児童館
〇 聖地カサマツ
〇 人と馬の共生
今後の展開
笠松プロモーション協会や笠松町の取組みに活かされます。
担当者の感想（笠松町役場企画課）
笠松町では2回目の開催となった今回も活発な議論が行われ、参加者のまちづくりに対する関心の高さを感じました。様々な年代の参加者の自由な発想やアイデアに対し、町長やプロモーション協会の方が頷き、熱心にメモをとりながら聞き入る姿が印象的でした。
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