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フューチャーセンター

 フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。

①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。

・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。

 2016年03月09日   フューチャーセンター通信
フューチャーセンター通信 vol.23
郡上市 

郡上を盛り上げる

「ちらし」を考えよう!

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郡上市では、公民館や地域の行事に関わる市民の方から何かイベントなどを開催する際に「ちらしのキャッチコピーをどうしたらよいかわからない」、「ちらしのデザインが難しい」といった意見が寄せられていました。そこで、岐阜大学教育学部美術教育講座の山本政幸准教授を講師として、「郡上かるた」の8枚の絵札(郡上本染、白鳥拝殿踊りなど)を素材に観光PR「ちらし」を作成するフューチャーセンターを開催しました。

フューチャーセンターには、一般市民11人、山本ゼミ生ら学生7人、郡上市の関係者5人が参加し、学生と市民が対話しながらキャッチコピーの決定や使用する写真の選定・切り貼りなどの作業を行いました。絵札によっては、観光PRが難しい素材もありましたが、学生と市民が一体となって作業し、8枚の観光PRチラシを作成することができました。

今回のフューチャーセンターで学んだ知識や技術を、参加者が持ち帰って今後の活動に活用することが期待されます。

 

今回のまとめ ~各グループで作成したポスター~

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©水野政雄


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地域に密着した取り組み

初めての参加で不安もありましたが、地元郡上市出身ということで参加者との会話も弾み、地域に密着した取り組みだと感じました。様々な方と色々な話をし、多様な考え方にふれることができ、勉強になりました。今後の自身の活動に活かせそうな取り組みだと思います。また機会があれば参加したいです。

 


美濃加茂市特産「堂上蜂屋柿」の

新たな展開を考える

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美濃加茂市特産の干柿「堂上蜂屋柿」は、大ぶりの実やあめ色の美しさが特長で千年続く伝統的な製法で作られています。2月16日のフューチャーセンターには、岐阜大学生や加茂農林高校の生徒、堂上蜂屋柿の生産・流通関係者や美濃加茂市職員など31人が参加し、堂上蜂屋柿の新たな展開について考えました。

参加者は、市職員から堂上蜂屋柿についての説明を受けた後、グループごとに堂上蜂屋柿や規格外の干柿、他の産地の干柿を見て試食しながら干柿の現状について理解を深め、後継者不足や保存性の低さなど堂上蜂屋柿を取り巻く課題について意見を出し合いました。次に、規格外品を含む干柿を活用したアイデアを考え、各グループからは、「試食会を行い、干柿のゆず巻きなど新しい食べ方を提案する」、「せりをつかって価格をあげてPRする」、「保存方法を確立し、出回り時期を長くする」などの意見が出されました。

課題とされた干柿の保存については、岐阜大学と美濃加茂市による共同研究が予定されています。

 

今回のまとめ

・規格外品を使った試食会を行い、干柿のゆず巻きなどいろいろな食べ方を提案する

・ばら売りやコンビニでの販売を行い、多くの人に知ってもらう

・昇龍道ルートをめぐる外国人に干柿づくり体験をしてもらい、帰国前に届ける

・せりをつかって価格をあげてPRする

・地元の小中学生や観光客向けに現場学習や体験を行う

・保存方法を確立する


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堂上蜂屋柿を同世代に伝えたい

私たちの高校では、堂上蜂屋柿を使った酢や鮎菓子の開発に取り組んでいます。今回は、堂上蜂屋柿に携わる方や市民の皆さんの意見を聞けることを楽しみに参加しました。人それぞれ意見が異なり、堂上蜂屋柿についてたくさんの方向性があることを知りました。今後は学んだことを活かしながら、堂上蜂屋柿について同世代の人に伝えていきたいです。

 


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