フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
今回のフューチャーセンターは、「企業・学生・大学の関係者にとってより良いインターンシップとは何かを考えよう」をテーマに企業、大学関係者及び学生を交えて、関係者がインターンシップに求めているものを把握し、それぞれの立場から関係者にとってより良いインターンシップがどんなものかについて洗い出すことにより、インターンシップの改善に繋げることを目的とし、平成29年1月25日に実施し、計23人が参加しました。
参加者は、はじめに社会で働くことを考えた後に、インターンシップの課題を共有し、最終的には関係者にとってより良いインターンシップに関する議論を行いました。
最後の各グループの発表では、「学生と企業が目的意識を共有することが大切である」「企業に対する理解を学生が深めることに加えて、企業側も学生の目的と状況を理解した上で、適切なインターンシッププログラムを提供していくことが必要である」「学生側も単にインターンシップに参加するだけではなく、企業に対する事前調査や、インターンシップに取り組む際の目的意識、終了後の目標設定が必要である」といった様々な意見が得られました。
地域協学センターではこのフューチャーセンターで出た意見を、大学でのインターンシップのあり方を検討する際の参考にするとともに、インターンシップ関係科目のより良い運営に生かしていきます。
![]() |