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フューチャーセンター

 フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。

①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。

・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。

 2017年03月17日   フューチャーセンター通信
フューチャーセンター通信 vol.28

地域に眠る資源を知り
その活用を考える

写真大

 12月4日(日)、郡上市大和町母袋(もたい)地域において、岐阜大学と地元の地域づくり団体「母袋わくわく会」との共催で、地域資源の磨き上げを目的としたフィールドワーク実習を開催しました。
 最初に、母袋地域の概要説明を受け、2班に分かれて史跡や地域内の施設へ現地踏査に向かいました。各史跡では、地元の方からその言われの説明を受け、写真撮影も行いました。 
 次に、全員で、撮影した写真の確認と現地踏査の振り返りを行い、「炭焼き窯は珍しく、自分も炭焼きがしたい」「由緒ある岩が多く存在している」など各資源の興味深い点をあげました。
 最後に、学生が資源の活用方法について検討し、「炭焼き体験イベント」や「武蔵坊弁慶が座ったとされる岩で現代の弁慶を決めるコンテストを開催する」などのアイディアが提案されました。
 今回の実習を通して出されたアイディアは、今後、「母袋わくわく会」の活動の参考とされます。また、引き続き母袋地域と連携して地域づくり活動をしていく予定です。

今回のまとめ
〇踏査のまとめ
・弁慶岩、槍岩など小さな集落に由緒ある岩が多くある
・今では珍しくなった炭焼き窯が当時のまま残っている
・燻り豆腐、どぶろくなど特徴ある飲食物がある
〇活用提案
・鎌倉街道、平家伝説にまつわる史跡めぐりを開催したい
・弁慶岩で現代の弁慶を決めるコンテストを開催したい
・炭焼き窯を作る。作った窯で炭焼きの体験イベントを開催したい


写真上 写真中

写真下 集合写真


野田秀幸






母袋を岐大の地域づくり実践フィールドに

いろいろな伝承や言われが多く残るちょっと変わった極小集落・母袋。今、母袋わくわくビジョンを作成する計画があります。学生の皆さんには、母袋住民のアイドルになっていただき、今後とも一緒になって地域づくりを楽しんでいただけたらうれしく思います。
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資源の再発掘と観光資源への発展
地域の人たちが日常では見逃してしまう、土地が内包する歴史・史跡の面白さを、外部からの視点と若い感性が交流することにより、新しい価値を見出し観光資源として活用していくビジョンが生まれました。アイディアを実現につなげるため継続的に実施していけたらと思います。

 


企業・学生・大学の関係者にとってより良い
インターンシップとは何かを考えよう

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 平成29年1月25日(水)企業・学生・大学の関係者にとってより良いインターンシップとは何かを考えようをテーマに、岐阜大学生、企業、大学関係者など23名が参加して、第9回フューチャーセンターを開催しました。
 関係者にとってインターンシップに求めているものは様々でありますが、利害関係者が集まって、働くことに関して考え、インターンシップの課題を共有し、より良いインターンシップに関する議論を行いました。
 当日は「企業側も学生の目的と状況を理解することが大切である」「学生はインターンシップに取り組む際の目的意識、終了後今後の活動に向けて目標設定が必要である」等の意見が出されました。
 地域協学センターではこのフューチャーセンターで出た意見を、大学でのインターンシップのあり方を検討する際の参考にするとともに、インターンシップ関連科目のより良い運営に生かしていきます。

今回のまとめ

・企業側も学生も目的意識を共有することが大切である
・企業側も学生の現状を理解して試行錯誤を重ねている状況である
・学生も起業への事前調査や、取組み時の目的意識、終了後の目標設定が大切である
・今後も改善を重ねてより良いインターンシッププログラムを設計する必要がある


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本音から浮かび上がる問題点
学生を受け入れている企業や団体の方々の、インターンシップに対する本音を聞くことができました。インターンシップの多様化によって、大学を含む三者の目的や利害についての認識が噛み合わなくなっていると感じました。何のために実施するのかを、前もって互いに確認することが良いインターンシップにとって重要だと考えました。

★確認用写真
 
よりよいインターンシップを目指して
関係者それぞれにとって、インターンシップに求めるものは異なります。今回の各セッションを通じて、各関係者の目的を理解し共有することの大切さを再認識しました。

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