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フューチャーセンター

 フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。

①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。

・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。

 2017年03月23日   フューチャーセンター通信
フューチャーセンター通信 vol.29
高山市 羽島市 

地域リーダーとしての地域貢献写真大

 1月23日(月)に高山市との共同開催で、高山市役所保健センターを会場に、「地域リーダーとして地域貢献」をテーマにしたぎふフューチャーセンターin高山を開催しました。今回のフューチャーセンターは、高山市のまちづくり協議会からの推薦者38人と高山市職員9人の合計47人が参加しました。
 高山市では、地域で新しいまちづくりの形として20地区にまちづくり協議会が立ち上がり、その活動が本格的に運用されて2年目を迎えました。まちづくり協議会の組織・活動が持続し、活発化するために、次世代を担う若者等が対話しコミュニケーションを図る中で、将来のビジョンを創造し、自身の役割と取り組みを考える場として、ぎふフューチャーセンターを開催しました。
 今回は、COCセミナー「The学」(テーマ:「地域の課題とリーダーの姿」)を同時に開催し、参加者は講義を聴講し情報を共有した後に、自分ができる地域貢献という視点から地域の課題とその解決策について対話しました。
 地域の課題として、「若者が地域に関わらないこと」、「地域の行事がマンネリ化」「地域の組織体制と役員の負担が大きな問題」、「地域の情報が若者に届かない」と言った意見が出されました。そして、その解決策として、「地域が若者の意見を積極的に聞き入れる体制づくり」、「多様な人たちとの意見交換の場を積極的に開催すること」などが提案されました。
 次世代を担う参加者が、今回の課題・解決策を踏まえて具体的な取り組みへと展開させ、地域のリーダーとして活躍することが期待されます。

今回のまとめ
・地域が若者の意見を積極的に聞き入れる体制をつくる
・若者が地域振興を前向きに捉えて新しい感覚でアイデアを提案する
・身近な情報や各地域の情報を地域住民に発信する
・多様な人たちとの意見交換の場を積極的に開催する


写真中1 写真中2

写真下1 写真下2

若者が行きたくなる
‟竹鼻まちなか„散策コースを考えよう! 

写真大

 2月1日(水)に、「若者が行きたくなる“竹鼻まちなか”散策コースを考えよう!」をテーマに、羽島市消防庁舎を会場に第9回ぎふフューチャーセンターを開催しました。今回は、岐阜大学生7人、若手の羽島市職員10人、大学教職員4人の合計21人が参加しました。
 羽島市の中心部・竹鼻地区には、数多くの寺社仏閣や老舗酒蔵等の魅力ある資源があり、かつては中心地として栄え、多くの人で賑わいを見せたが、現在は人通りもなく閑散としています。今回のフューチャーセンターでは、若者が行きたくなる魅力的な散策コースの設定や仕掛けづくりを検討し、若い来訪者の増加やまちなかの賑わいづくりに繋げることを目的に開催しました。
 今回のフューチャーセンターで、参加者は、グループに分かれ実際に竹鼻のまちなかを散策した後に、グループワークに取り組みました。グループワークでは、散策で各自撮影した写真を見せ合い魅力について意見を出し合いながら、コンセプトを設定した新たな散策コースと工夫・仕掛けを提案しました。今回出された意見やアイディアの中で実施可能な提案については、4月下旬に竹鼻まちなかで開催されるふじまつりの際に、試験的な取り組みの参考にされることが期待されます。

今回のまとめ
・恋愛成就コース
・RETROなまちなみ セピアをさがす
・竹鼻さんぽ~時代を勘違いしてみませんか?~
・竹(たけ)ちゃん、はなちゃん ご当地グルメぐり!


写真上 写真中


1インタビュー学生





地元の違った一面を見ることができた
羽島が地元なのですが、お祭りの時以外にまちなかを歩くことがなかったので、今回地元の違った一面を見ることができて、散策で見つけたお店に買いに行きたいと思いました。
色んな年代の人たちと話すことができてとても楽しかったので、これからもフューチャーセンターに参加したいと思いました。

1インタビュー羽島市職員
 
若者のパワフルな意見に驚いた
若者のパワフルな意見に驚かされました。皆でじっくりと話し合い結論を出すことが新鮮な大変で楽しかったです。人を集めるための学生の意見が聞けて良かったです。今後は、竹鼻のまちをただ歩くだけでなく、一歩踏み込んでアクションを起こしてみたいです。

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