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フューチャーセンター

 フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。

①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。

・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。

 2017年03月23日   フューチャーセンター通信
フューチャーセンター通信 vol.30
地域志向学プロジェクト 多治見市 

研究者と地域との関わりを整理IMG_3868

 地域協学センターでは、地域の課題に対して複数の学問領域の協働による解決に向けた取組みを推進するために「地域志向学プロジェクト」の研究支援を行っています。研究プロジェクト採択者の参加を募り、2月14日(火)、「地域志向学とは何か―研究対象となっている「地域」とは何か」をテーマにフューチャーセンターを開催しました。
 各グループの進行役は学生が担い、地域関係者も交えた状態で、最初に研究者がそれぞれの研究内容について説明しました。具体的な研究活動のイメージを共有した後、研究者と地域との関わりについて自由に意見交換を行いました。行政との相互理解の重要性、地域で研究活動を進めるときの学生の役割、地域住民との関係性の構築、問題意識の共有等、グループごとに様々な視点が出されました。
 地域志向学に関するフューチャーセンターは今後も継続的に開催します。今回の成果をもとに、次年度以降さらに視点を絞り込んだ形で対話の場を作っていく事で、地域志向学の形を明らかにしていきます。

今回のまとめ

・研究者と行政や地域住民とのマッチングの機会が大切
・プロジェクトを通して地域の人とのつながりが得られた
・地域にとっての当たり前が研究者には大きな発見になることもある
・大切なのは問題意識を研究者と地域で共有すること


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現場で探る、商店街の課題と可能性 
-多治見ながせ商店街-

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 第10回ぎふフューチャーセンターは、2月21日(火)に多治見市のながせ商店街において開催し、学生、商店街の方、自治体職員等計20名が参加しました。
 参加者はそれぞれミッションをもって商店街を散策したあと、ながせ商店街の魅力や特徴について意見交換し、より多くの人に商店街に来てもらうための仕掛けについて提案を行いました。発表では「アベックが来る商店街」、「学生も楽しめる商店街!」などのキャッチフレーズと共に数々の仕掛けが提案されました。提示された意見は、今後自治体等の施策の参考とされることが期待されます。
 また、学生にとっては、多治見市やまちづくりについて学んだり、iPadを活用して散策するなど、学びの多いフューチャーセンターとなりました。 

今回のまとめ
・朝昼は30代以上の女性、夜は会社帰りの人をターゲットとした「一日中居られるながせ商店街」

・若い人が来る店舗を増やし「アベックが来る商店街」
・緑を増やしカフェでのんびり「人生に潤いをもたらす商店街」
・高校生をターゲットにした商品や店舗をつくり「学生も楽しめる商店街!」


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プラス思考が必要
普段の生活で関わらない方と関わるのは、ここでしかできない経験。意見を実現に向けて、プラス思考へアイディアを変えていくという考え方が印象的でした。

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新たな期の地でまちづくりを考えます
学生さんが初めて見る商店街の感想を生できくことができ、今後は新たな気持ちで商店街のまちづくりを考えたいと思いました。
商店街に滞在してもらうため女性をターゲットにした「花カフェ」の提案がよかったです。
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固定概念をこわす提案を求む!
学生さんがターゲットを絞り、それをとっかかりとして考えていくところが面白かったです。
もうすこし時間をかけて話し合うことで、もっと突拍子のない意見がでてくるのではないかと思います。

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